ものづくり幹部アカデミー(シリーズ) 次世代ものづくり幹部育成コラム その2

生産革新MAPによる見える化

「智者は歴史に学び、愚者は自説と偶然の成功談に固執する」という言葉があります。
貴社において失敗・成功の歴史、先例(貴社独自のナレッジ)を蓄積する仕組みはありますか。
また、その活用は十分でしょうか。

今回はリーダーとして選ばれ、努力される方なら、誰でも知って使っていただきたい『生産革新MAP』についてお話いたします。
『生産革新MAP』とは一言で言って生産革新に関する先人の積み重ねの集積です。筆者は工場幹部として米国工場へ赴任する前、「地図なき行程は彷徨となり多くのムダを関係者にも強いる」「先端的な取り組みは業種を超えた先例に学べ」ということを、㈱日立・経営研修所で故・河村技師長から学びました。
当然、ライバル・メーカーの活動を直接は見ることは出来ないわけですが、各社が取り組む技術要件を要素に分けて異業種を研究すれば、そこに必ず取り組むべき課題と成功例、並びに、ベンチマークと到達ノウハウがある、という教えでした。

『生産革新MAP』は以下の項目に重点を置いて整理されています。

(1)工場改革におけるWhatとWhy(目標と達成意義を企画書として)明確化する。

(2)品質、生産性、製販リードタイムを数値目標として定める。

(3)上記の達成に必要な状態(多能化や設備自動化~シングル段取りなどの)目標を超一流(ベンチマーク)対比で5段階評価可能な構成にする。

(4)人材育成と上記目標をマトリックス化して最適なレベル向上策を進める。

(5)以上の構成で成果直結型の活動をするという見える化を進める

筆者は、この生産技術MAPを、米国工場でも活用しました。
ここでは、当初5年経ても黒字化が困難と思っていた米国では1.5年で黒字化を得たため、現在は国内だけでなく、多くのグローバル企業で適用中です。同時に、毎回、工場の将来は戦略地図とベンチマーク達成にあることを痛感しています。次回は「明日を確信する組織化」について考えます。

~その3へつづく~

その1「儲かる仕組みづくりの見える化」
その2「生産革新MAPによる見える化」
その3「明日を革新する組織化」
その4「徹底的ムダ排除の実務」
その5「不良・故障・ケガゼロ生産」
その6「徹底的ムダ排除の実務」~           
その7「技術・技能伝承の実務」
その8「IoT時代の市場対応生産」
その9「若手が集まり、定着・自己育成が進む職場づくりIoT時代の市場対応生産」

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