ものづくり幹部アカデミー(シリーズ) 次世代ものづくり幹部育成コラム その6

「徹底的ムダ排除の実務」

 

産業界では5Sが盛んです。
筆者も現場管理者だった時代、終業前に職場の清掃などを行ってきました。

しかし、職場内の美化を時間内に行うと、10分の掃除が10(分/日)×22(日/月)×12(ヵ月/年)=44時間にもなります。このため、美化の前に「頭の中の清掃こそ重要!」という指導が、産業界では盛んに行われてきました。5Sは時代が変わっても、創意と工夫が求められるものです。

「ムダ排除は職場改善戦略のひとつとして行うべき対策である」という考えは、トヨタ・JIT(TPS)の歴史を生んだ大野耐一氏によるものです。
徹底的ムダ排除に当たっての大野氏が実践した内容を整理することにします。

(1) 1950年代、トヨタは赤字8,000人の従業員の3,000人をリストラせざるを得ない環境の中で大野氏は海外視察をする中で、スーパーマーケット方式をベースに「売れるもの以外は造らない」とした(JIT思想の誕生)。

(2) 採算性が取れ、国際競争力を持った企業に変革させるためには、まず、米国と比較して10倍の生産性にチャレンジする必要があった(誰も行っていない、シングル段取り、不良・故障ゼロ生産、仕掛を持たない生産方式の具体化が必要だった)。

(3) 自主研というボランティア的な小集団活動で課題解決を図る仕組みを運用、失敗の連続の中から成功例を生み出した。

このように、ものづくり幹部の皆様は、自社の現状を、独自に、精細に分析した基盤の上に立つ革新戦略経過は大いに学ぶべきと考えます。
大野耐一氏の功績は、皆様が知るところではありますが、「知っている」ことと、自身の日常の行動や言葉として、組織で共有・実行できているということでは雲泥の差があります。原点は原点として、たまに心の中で反芻されることをお薦めいたします。

~その7「技術・技能伝承の実務」(来週配信予定)~

その1「儲かる仕組みづくりの見える化」
その2「生産革新MAPによる見える化」
その3「明日を革新する組織化」
その4「徹底的ムダ排除の実務」
その5「不良・故障・ケガゼロ生産」
その6「徹底的ムダ排除の実務」~           
その7「技術・技能伝承の実務」
その8「IoT時代の市場対応生産」
その9「若手が集まり、定着・自己育成が進む職場づくりIoT時代の市場対応生産」

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