これからの生産技術者の役割【第1部】4. これからの生産技術者に求められるミッション(2)

2 品質課題の事前化と先行技術課題・リスクの検討

品質作り込み課題を具体的に検討するためには、工程設計から工程ごとの品質作り込みのポイントとリスクを事前に出しておく必要がある。たとえば、塗装工程では、慢性的な不具合である「はがれ」や「ふくれ」の品質向上対策、雰囲気条件の設備設計と管理、あるいは抜本的に工程を変えていくか……などの事前検討が必要である。成型工程のごみ対策であれば、雰囲気条件的には設備雰囲気のクリーン度を上げていく必要もでてくる。組立工程では、作りやすさの観点で品質課題をみることも大切である。難作業改善を目指している会社もある。自動車のハーネス組付工程では、作業部位を目視できないために、“カチという音”で確認する作業も少なくない。本来は構造設計段階で、ユニット化する必要があろう。品質作り込みを検討する前に、改革を検討する必要がある。

工作機械設計では、“工作機械の母性原理(マザーマシン)”という考え方がある。旋盤の精度が10ミクロン(100分台)のときに、この精度を出すためには、旋盤のスライダーの加工面はミクロン(1000分台)の精度にする必要がある。品質精度を出すために、生産技術者に、設備精度、組付精度がどこまで必要で、設備の能力と技能者の能力のどちらにどのくらい頼るかの見極めが求められる。

これからの生産技術者の役割 目次
まえがき

経営戦略と生産戦略の整合化を

ものづくり改善体制づくリヘ5つのキーワード

あとがき

ものづくりで、前人未踏の地を開拓する

CPE 生産技術者マネジメント資格 CPF 第一線監督者マネジメント資格 CPP 購買・調達資格公式サイト ものづくりポータルサイト ものづくりのためのJMAオンラインセミナー JMA GENBA Management Conference & Award 第一線監督者の集い GOOD FACTORY賞 受賞記念講演会 ものづくり総合大会 JMI生産・開発マネジメントコース 生産革新プロフェッショナルコース JMA海外体験型研修プログラムJ-EXCEED
ページトップへ戻る