知識と実践の二刀流とは? 技術者育成 講師インタビュー② vol.4

知識と実践の二刀流とは?

ジン・コンサルティング
代表 西村 仁 様

★IMG_9775森宮
ちょっとワクワクしたりとか、一見無駄な部分や、失敗が許されるとか、そういう部分がないと余裕が失われていきますよね。こうした一見ムダに見えることが実は大いにスキルアップにつながるように感じます。

西村
昔から、失敗を糧にとは言われていますが、本当に設計の領域ではそうだと思います。設計は正解がひとつではないだけに、基礎知識をベースとして、あとはやはり実践で広い範囲を数多く経験することが大切だと思います。知識と実践の二刀流ですね。

ただし知識にしても、知っておくべきことと、知らなくてもよいことは分けておいた方がいい。たとえば、加工でいうとさまざまな加工方法とその特徴を知ることは重要なのですが、その加工条件は知らなくてもいいわけです。たとえば最適な工具の回転数や切込み量などは加工のプロフェッショナルにお任せすればいい。一方、この精度を出すうえで、加工のしにくさやこういう苦労があるんだということをわかっていると仕事の精度にも差が出てきます。

森宮
知識は研修や書籍を読んだりとか、色々得る機会はあるかもしれませんが、現場で実際何ができるのが、何が必要なのか、知識を実践に移すまで、両方が大事になってくるわけですね。

西村
知識と実践の両輪をあげていくのにOJTがとても有効です。昔は身近に先輩がいて、OJTが自然にうまく回っていたと思います。例えば、席に座れば隣には1年先輩がいて、その隣には2年先輩がいて、主任さんは前に座っているわけです。机上での作業やドラフターでの設計で手が止まれば、何で悩んでいるかがすぐにわかるので、絶妙のタイミングで助言をもらっていました。これが若手社員のスキルアップにつながるだけでなく、上司や先輩から見れば同時に設計品質の確認と進捗管理もおこなえていたわけです。 

今、指導をもらえる先輩が少なくなっているうえに、例えば朝礼終わったらすぐにCADの前に座って、モニターに黙々と向かっています。コンピュータ上で何をしているのかは第三者には把握しにくいので、手が止まっていようが何しようが、どこでつまずいているのかもわからない。先輩自身も忙しいから、声をかける余裕もない状態です。そのように、昔に比べると先輩からの助言が一気に減っていると感じます。OJTがうまく機能していないことが悩みどころです。

つづく 4/7

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