学んだ知識を実践してみよう 技術者育成 講師インタビュー② vol.7

学んだ知識を実践してみよう

ジン・コンサルティング
代表 西村 仁 様

★IMG_9787森宮
ここまでお話しを伺って、やはり知識だけでは限界があるということも、メッセージとしては強く皆さんにも刻まれると思います。

セミナー参加された方に、ここだけは実践してくださいというのをあえて挙げるとすればどんなことですか?

西村
よく言われるのが、セミナー受講後に職場で実践してみる人は10%で、さらにそれを繰り返し実行する人は残り5%しかいないと言われています。

得られた知識を活かそうと思わなければ、実践にはつながりません。これでは宝の持ち腐れです。セミナーに参加される方は、リーダーとして期待されている方なので、是非実行していただきたいと思います。

たとえば現場改善では、人の作業性の良し悪しは、やってみなければわかりません。とりあえずすぐにやってみてこの目で結果を確かめた方が、迷って何もしないよりもはるかに効率的です。よい結果が出なければ元に戻せばすむ話しです。そして何が悪かったのかがわかれば次のアクションにもつながります。

森宮
このときに上司がサポートできることはありますか?

西村
これはとても大事な視点です。特に現場改善の場合には、活動の環境づくりは管理監督者の役目です。たとえば改善を検討したり実行するための時間の確保です。現場は当然ながら毎日ぎっしりと業務が詰まっています。すでにキャパシティが100の状態です。ここで改善をおこなうのに20のパワーがかかるとすると合わせて120の負荷になります。改善効果が出て負荷が削減するにはタイムラグがあるので、20の負荷をどのように対応するかです。他部署から応援をもらうのか、現在の業務の期限を延ばして負荷を減らすのか、もしくは残業で対応するのか。これらのマンパワー調整は、リーダーやメンバーには権限が与えられていません。だからこそ管理監督者が判断をおこない、改善活動ができる体制なりしくみをつくります。

森宮
もう少し具体的な事例はあるでしょうか。

西村
ある大手自動車メーカーは、長年活発な改善活動を続けています。しかし現場の作業者が自分たちの判断で勤務時間中に改善活動をおこなうとその間は生産ラインがストップしてしまいます。そこで、会社のしくみとして、改善活動は時間外の残業でおこない、月に2時間と決められています。これによりリーダーは本業も改善活動も迷うことなく専念することができます。

このようにリーダーやメンバーのやる気や工夫だけでなく、その上の管理監督者の理解と行動があってはじめて継続して活動ができる体制ができあがります。

森宮
やはり本人だけではなく、上司の理解が不可欠ということですね。

最後にひとことメッセージをお願いします。

西村
若手の方は貪欲に知識を吸収していってください。「基礎知識は広く浅く」、「専門知識は狭く深く」が合言葉です。そのうえで「すぐに実践」です!

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