製造業における人材育成の重要性とその手法 ~その3~
タイプ別企業の人材育成の手法
それでは、具体的な人材育成の方法にはどのようなものがあるでしょうか。
大きく分けると、「企業が行う集合研修」「外部機関の研修や講座」「e-ラーニング」「OJT」などがあります。
企業が行う集合研修は、社内の会議室を利用するほか、合宿やオフサイトミーティングなど社外の研修施設やホテルの会議室などを利用することもあります。講師は外部から派遣する場合と自社の社員が行う場合があるでしょう。外部機関の研修とは、ビジネスマナーやマネジメントスキルなどを学ぶ研修会社が実施する研修や、専門的な知識を得るため外部企業が行うセミナーに参加するケースが考えられます。
また、語学習得や資格取得のためのスクールに通う費用を会社が補助する場合もあるでしょう。e-ラーニングは、社員が自分の時間があいたときに各自進めることができるものです。全社向けにはコンプライアンスや情報セキュリティに関するもの、部署や職種によっては、生産管理や機械工学、設計、IT、デザインなどさまざまなコースを受講することが可能です。OJTは多くの企業で行われる教育方法ですが、現場任せにせず体系的に行うことが大切です。