技術・技能伝承問題対策コース
目的・ポイント
- 技術・技能伝承問題対策の基盤強化のための計画策定~実行~対策法を伝授します。
- 伝承する側、後継者側双方の立場から、スピーディーに技術・技能を伝承、修得するための対策法を学びます。
- 異業種7社と共に研究を進めてきた研究会での重点課題を体系的に織り込み、即実践に役立つ対策法を学びます。
対象
- 技術・技能伝承を担当されている技術者・製造技術者
- 現場リーダー、第一線監督者
- 技術・技能伝承の事務局の方々
- 生産技術・製造部門のマネジャー、およびスタッフ
プログラム
1日目 10:00~17:00
技術・技能伝承「スピード問題対策」セミナー
~事故・品質・技術開発面の支障対策を効果的に進める~
1 技術伝承問題が物づくりに与える影響の総点検
・技術・技能伝承問題の現出に求められる重点対策
・最先端技術開発と卓越技能者の関連
・技術・技能伝承教育:ノウハウ自動化投資の仕分け
2 箱物伝承対策が持つ問題~あるべき伝承対策の模索
・演習で明確化する「箱物教育」が持つ問題点
・5倍もの差が出る技術・技能伝承教育法
・暗黙知を3倍速で伝承する、先進・優良企業各社の取組みと要点
3 技術・技能問題を経営直結・見える化対策へ
・伝承不十分で生じる品質コスト影響の明確化
・伝承問題の質・特性、暗黙知解析の対策:仕分けすべき伝承対象の『見える化』
・演習を通して整理する「伝承対象の仕分けと攻略法」
4 海外工場の適用体験をキーとした「伝承効率化対策」
・海外指導に特有な展開環境の整理
・経営層/技術スタッフ/現場SV毎の伝承区分と伝承策
・期間を50%低減させる実務的な現場関係者への伝承法ノウハウ~自助努力を促す環境作り
5 技術:技能:ノウハウの質の解析~対策法の区分
・技術:技能:ノウハウの学問的体系化
・技術・技能伝承研究会による目に「見えない世代の対立」を超える伝承方式への工夫と努力
1日目 10:00~17:00
技術・技能「伝承効率の飛躍化」対策セミナー
~85%は伝承者の自助努力+指導者の支援力の向上を高める~
1 区分すべき、技術・技術伝承教育:ノウハウ自動化投資
・伝承教育の前に必要な伝承対象のBM設定
・伝承?/自動化?区分と判定対策(演習)
2 技術伝承の成否を大きく左右する『受け手』の適正評価
・各種の適性検査と適任者選定策
・泥臭いが実務的な適正評価法(事例)
3 『受け手』の理解容易度を向上策(含む、環境整備)
・ノウハウ解析の技術
・スロー・ビデオ利用によるノウハウの解析(事例紹介)
・ノウハウのノウ・ホアイ化対策
4 メモ術と目標管理による「早期修得力」強化対策実践法
・古来の伝統的技能伝承法の解析
・メモ術を駆使した習得マニュアル作成法
・ITメモ~JIT・見える化・マニュアルの適用対策による効果(事例紹介)
5 コーチング技術利用による伝承の質の3倍化対策
・T型人間つくりと目標管理を補佐しながら進めるコーチングの実務
・航空機パイロット訓練法CRM(Crew Resource Management )に学ぶ
・技術・技能伝承研究会7社で実践したスピード伝承事例の紹介
6 まとめとQ&A
※プログラム内容は変更になることがありますので予めご了承ください。途中休憩、昼休みを挟みます。