設備投資の経済計算とその活用セミナー
目的
設備投資は回収ではなく利益での選択が基本です。
そこで本セミナーでは、リードタイム短縮や品質向上の利益貢献は?人件費の違う国内と海外の省人化投資の判断は?取替投資より修理するか?など利益に繋がる起案者の意思決定プロセスを学びます。
また、申請どおりの効果が出ていない投資を見抜ける設備投資の審査者にも受講をお勧めします。
対象
設備投資に関わる生産技術部門・企画部門・設備調達部門のマネジャー・スタッフ
プログラム
※電卓をご持参下さい
1日目 10:00~17:00
1.経済計算の基礎
~投資に関わるお金は将来の利益に繋がる~
(1)お金の計算には3種類ある
(2)製品別原価はどのように計算するか
(3)キャッシュフローの計算
(4)経済計算に出てくる原価概念
【演習】どちらの設備を稼働させるか
2.投資の意思決定手順
~変わる所を考え、利益の出る方を取る~
(1)意思決定には手順と原則がある
【演習】設備をメンテナンスするか
(2)判断基準の選択
(3)排反案・独立案・混合案
【演習】排反案・独立案・混合案
(4)回収期間法はどのような時に使うのか
3.お金の時間的価値
~時間経過とともにお金の価値が変わる~
(1)お金の時間的価値とは何か
(2)お金の時間的価値の計算と6つの係数
【演習】時間的価値の計算・応用
(3)DCF法(Discounted cash flow method)
【演習】割引投資利益率問題
4.設備投資のプロセス
~意思決定の手順に沿って立案する~
(1)価値あるものに投資する
(2)経営資源の再配分
(3)設備投資のプロセス
(4)設備投資の経済計算とグラフ
2日目 10:00~17:00
5.増産・取替投資の経済計算
~過大設備にならないために~
(1)増産投資と設備投資提案書
【演習】増産投資 何台の設備を入れるか
【演習】1直2ラインか2直1ラインか
(2)合理化設備への取替投資
(3)移転・修理を伴う取替投資
6.省力設備投資の経済計算
~コストダウンには改善と管理がある~
(1)省力投資の限度額はいくらか
(2)省力投資の経済計算
【演習】ネックプロセスの能力向上
(3)人と設備の最適組み合わせ
(4)なぜ過大投資が生れるか
7.安い設備にするために
~最適な生産要素の組み合わせとは~
(1)稼働中も設備能力は使われていない
【演習】設備能力を生かす改善
(2)基本機能だけでできる理想加工費の追求
(3)バラツキを考慮した工程能力
(4)補助機能をなくす設備の繋げ方
8.標準化は設備投資の切り札
~標準化のメリット設備投資に出る~
(1)標準化は設備投資にメリット
(2)材料標準化を推進する
(3)作業標準化を推進する
【演習】検査設備の動作改善
※プログラム内容は変更になることがありますので予めご了承ください。途中休憩、昼休みを挟みます。