工場レイアウト・設計実践セミナー
目的
生産ラインのレイアウトの良し悪しは生産ラインの効率に大きく影響を与えます。
そのため、レイアウト設計に関して事前に検討すべきポイントは多岐にわたります。
その検討すべきポイントを理解するとともに、それぞれのポイントを総合的に勘案したレイアウト設計が重要です。
本セミナーではレイアウト設計に関する知識を学んでいただくとともに、演習を通じてレイアウト設計の実践力を高めていただくことを狙いとしています。
また、新しいレイアウトを設計・導入したとしてもその後の運用レベルが高まらなければ本当の競争力を生み出せません。 そのため、本セミナーではレイアウト設計のみならず、競争力を高めるための新レイアウト導入後の改善の進め方を説明いたします。
具体的には1日目は生産ラインの設計に関する基本概念を理解し、レイアウト設計の進め方、その実践方法について学んでいただきます。
2日目は新レイアウト導入後に競争力強化のスキルを学んでいただくことで、利益を生み出す工場の実現に役立ちます。
対象
- 生産技術部門の中堅スタッフ~マネジャー
- 生産企画・管理部門の中堅スタッフ~マネジャー
- 工場長
プログラム
1日目 10:00~17:00
【ものづくり競争力を強化するレイアウト設計】
1.モノづくり競争力強化の必要性
・モノづくり企業を取り巻く環境変化
・競争力強化の方向性
・レイアウト設計・導入の必要性
2.個人ワーク【演習】
・受講者の受講ニーズの把握(各社のレイアウト設計に関する課題の整理)
3.レイアウト検討の基礎知識
・生産方式の見方
・構内物流の見方
・在庫の種類と在庫量の見方
4.レイアウト設計の基本手順(SLP法)
・全体手順(SLP法)
・標準時間設定
・作業スペース算出
・FSD(Fabrication Sequence Diagram:組立製造の流れに沿ったフロー図)作成
・基本レイアウト設計
・レイアウト案の評価方法
5.レイアウト設計グループ演習 【グループワーク】
・基本レイアウトを構築するための基礎情報を提供し、レイアウト案作成と評価を体感してもらいます
2日目 10:00~17:00
【レイアウト導入後の競争力向上】
1.新レイアウト導入後の課題
・レイアウト変更の効果確認
・垂直立ち上げの考え方
・日常的な4M変動に対応した安定したモノづくりの重要性
2.Q面:品質に関する改善の考え方
・品質改善の基本
・流出防止と発生源対策
・簡易個人ワーク(真因追及トレーニング)【演習】
3.C面:作業者・設備に関する評価と改善
・労働生産性(MPU)
・MPUの評価と改善
・設備総合効率とは
・6大ロスと改善方向
4.D面:生産管理面の改善
・製造LT短縮
・生産計画の改善(計画精度、部品欠品等)
5.振り返り個人ワーク【演習】
・受講者の課題に対して、2日間の研修内容を振り返り、研修結果をどのように活かすか検討
6.今後の活用に向けたまとめ
・2日間の研修内容を簡単に振り返り、再度ポイントを整理・伝達
※プログラム内容は変更になることがありますので予めご了承ください。途中休憩、昼休みを挟みます。