開発技術に携わる人にとって大切こととは? 開発技術戦略リーダー養成講師インタビュー vol.1⑧
開発技術に携わる人にとって大切こととは?
㈱日本能率協会コンサルティング 技術戦略センター
シニア・コンサルタント
細矢泰弘講師 インタビュー
森宮
チャンスにかけて、でも失敗したら、古い言い方だと2~3年冷や飯食わされるとかよく言われます。
開発技術に携わる人間は、技術や専門分野のみの狭い視点だけではなくて、周囲の人を巻き込み、時には説得し、必要なお金も調達しなくてはいけない、そしてまた新しい技術を探さなくてはいけない、リスクヘッジもしなきゃいけないみたいな大変な役割を担わなくてはいけません。そのことをプロデューサー型人材と、細矢さんは講義の中で読んでいるそうですが。
細矢
最後はパッションってよくいっています。結局何人かアントレプレナーの人達と一緒に仕事をしてきましたけど、結果的にそういうパッションを持った人たちが残りますよね。そのような人はある意味異端児かもしれません。スピード感もぜんぜん違います。1人孤軍奮闘していることも多いです。
それでも新しいことを立ち上げようとしている方は結構あちこちにいますよね。辞めないで頑張っている。おそらく組織内で守ってくれる人がいると思うんですよ。役員クラスで、常務専務ぐらいで守ってくれる人がいないと潰れちゃうんでね。サラリーマンだって梯子はずされることもあるので、組織内でのパトロンはやっぱり必要です。そこはすごく重要ですよね。
森宮
あなたは孤独ではない、というようなメッセージを送るとしたら?
細矢
折れないように。
それだけです。
つづく 8/9