【ものづくり幹部アカデミー】次世代ものづくり幹部育成コラム
これから10回に渡って、「ものづくり幹部アカデミー・次世代ものづくり幹部育成のポイント」と題し、本テーマにて豊富な実績を持つ、JMA専任講師 中村茂弘によるコラムを掲載します。内容やテーマに関心・質問がありましたら お問い合わせフォーム より、どうぞお寄せください。

中村 茂弘
一般社団法人日本能率協会 専任講師
QCD革新研究所 代表取締役 所長
企業にて新製品開発担当、IE/QC/VE/JIT/CIMなど改善・管理技法を駆使した各種プロジェクトを指導・担当。米国に3年赴任。その後日本能率協会にて数多くの収益増強対策、新製品開発、営業強化指導、不良・クレームゼロ対策等を指導。米国・英国・ドイツ、フランス、デンマーク、韓国・シンガポール、ソ連など、海外企業の指導にも豊富な実績を持つ。
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「ビジネスとは、常に先を見た問題発見~解決の実践の繰り返しである。この環境でビジョンなき行動は悪夢であり、行動なきビジョンは妄想となる」という言が繰り返されてきました。明確なビジョン構築と組織を通じた確かな価値の創造はものづくりに携わる幹部の責務です。
そこで、本シリーズでは、「次世代ものづくり幹部」にはどうしても必要な下記の9つの課題について整理してお伝えしたいと思います。
貴殿、あるいは貴社のものづくり幹部は現時点でどの程度、下記課題についてのお考えを持ち、実行されていますか?
1,儲かる仕組みづくりの見える化
製造業では「有言実行、成果が最良の説得!」と言いますが、このためには未来を企画しておく必要が生じます。その企画・実行に必要な要件は?
2,生産革新地図と見える化
産業界をリードしてダントツ化と共に収益確保を図って行くためには、ものづくり革新を間違いなく、早期に一流化へ導くための地図、生産技術MAPの作成が必要です。その方法は?(6月26日の週に配信予定)
3,明日を革新する組織化
儲かる仕組みと生産革新地図を基にした「最強の組織化」の要点はどのようなものでしょうか?(7月3日の週に配信予定)
4,徹底的な原価低減体制と運営
ターゲット・コスト対策が「ものづくり幹部」のメイン・ジョブとなるわけですが、どのような要件が必要でしょうか?(7月10日の週に配信予定)
5,不良・故障・ケガゼロ生産
ISOシリーズやハインリッヒの原則はリスク対策ですが、対象だけが異なる生産要素への効果的な実務展開、部下指導どのようなものでしょうか?(7月17日の週に配信予定)
6,徹底的ムダ排除の実務
IoTの時代に必要なスピード改善ムダ排除対策をどのようにお考えですか?(7月24日の週に配信予定)
7,技術・技能伝承の実務
少子高齢化や定着率問題が問いただされる時代にあって、スピーディーかつ部下自身が自主的に習得する対策・指導法はどのようなものでしょうか?(7月31日の週に配信予定)
8,IoT時代の市場対応生産
市場変化に柔軟に対処する生産方式の具体化はどのように進んでいますか?(8月7日の週に配信予定)
9,若手が集まり、定着・自己育成が進む職場づくり
明日を任せるキーマンの選定と効果の高い育成をどうのように行っていますか?(8月14日の週に配信予定)
以上